時に 家庭用脱毛器なんて永久脱毛じゃないし、効果なんてほんの少しの間。使っても意味がない。と家庭用脱毛器を全否定し、医療脱毛へと誘導するサイトも見受けられます。
確かにフラッシュ式の家庭用脱毛器では、一度は脱毛効果を得られてもほぼ確実に毛は再生します。初めから医療脱毛で永久に処理をした方が結局は安上がりだということも一理あります。ですが、家庭用脱毛器を購入する人全てが ”永久脱毛” を望んでいるとは限りません。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックに行きたくてもいけない人がいます。そんな人にとっては「家庭用脱毛器」という存在はまさに救世主のようなものとなるのではないでしょうか。
家庭用脱毛器が効果がないとわかっていたら、ケノンが楽天であらゆる電化製品よりも抜きん出て売り上げTOPの座に君臨するでしょうか?消費者はそれほどバカではありません。効果のないものが右肩上がりに売り上げを伸ばすようなことはあり得ないのです。
ですがどんな家庭用脱毛器を使うにせよ、より「脱毛効果を上げたい!」と思うのなら、ある程度のルールが必要不可欠になります。このページでは、家庭用脱毛器の脱毛効果をより一層高めるための方法を様々紹介していきたいと思います。
Contents
※ 家庭用脱毛器ってホントに効果あるの?
家庭用脱毛器の購入を迷っている人が、まず疑心暗鬼になるのがコレではないでしょうか。
「家庭用脱毛器で脱毛して見たいけど効果あるのか心配・・」という不安。わかります。
ですがコレばっかりはやってみないとわかりません。何事も「案ずるうより生むが易し」です。
では家庭用脱毛器で確実に効果を実感するためにはどうしたらいいのか・・具体的な方法があれば知りたくなりませんか?
実は脱毛器ばかりに頼っていては効果を実感するのは遅くなります。日常的な生活習慣などから効果を高める方法をご紹介しましょう。
脱毛器の効果を高めるセルフケア.
脱毛効果を高めるためには、日頃のセルフケアが重要になります。脱毛サロンや医療クリニックのようにコースを契約してプロに任せてしまえば済む、脱毛器に任せてしまえば済むという考えではしっかりとした脱毛効果を得るのには時間がかかってしまいます。
より高い効果を実感するためには、それなりの心がけとセルフケアが重要になってきます。脱毛効果をアップするセルフケアとはどういうものなのでしょうか。
|紫外線対策の徹底(UV対策).
家庭用脱毛器といってもフラッシュ式やレーザー式など、使う光の種類が違うタイプの機種があります。
それらの脱毛器は、光の種類が違うだけで基本的な原理は同じ。毛の黒い組織(メラニン)に反応する光でもって、その熱エネルギーの力で毛根にダメージを与えメラニン色素を徐々に弱らせ、脱毛を促します。
「メラニンに反応する光」を使っていることが鍵で、肌組織の黒いものには毛だけでなく全てのものに反応するわけです。つまりホクロなどもそう。
よって脱毛処理をしている期間中に、紫外線を浴びるような課外活動をして日焼けをしてしまうと、当然日焼けをした部分の皮膚は黒く変色してしまいます。
するとフラッシュやレーザーの光は毛根の毛よりも、まず皮膚の日焼けしたメラニン組織に反応するわけです。そうなると当然毛根へのダメージは半減することになり、脱毛効果にも影響してきます。
脱毛器で効果を高めるには、脱毛処理をしている期間中は紫外線による日焼けはNG! です。どうしても避けられない場合は、できるだけはだの露出を控える・しっかりと日焼け止めを塗るなどの対策を万全に!
|肌の水分量を維持する(保湿).
肌が乾燥していると、せっかく照射した光が毛穴に届きにくくなったり赤みや炎症を引き起こしやすくなります。さらにひどい場合はヤケドといった症状に発展したり。
肌の水分量の不足は様々な弊害を生みます。家庭用脱毛器での処理は、脱毛サロンや医療クリニックよりも乾燥しやすいのが特徴といえるでしょう。サロンやクリニックではプロの脱毛士さん・エステティシャン・医師がその辺のケアをキチンとしてくれているのです。
照射前の冷却に始まり、照射後の保湿までしっかりやってくれます。それがセルフ脱毛ではなかなかいき届かないことが多いため、肌の乾燥がすすみ脱毛効果がなかなか現れないという事態に。
皮膚への水分量は脱毛において重要な役割をしめします。照射時だけでなく日頃から常に ”保湿” を心がけるようにしましょう!
|照射前日までのシェービングの徹底.
脱毛サロンでは、施述前のシェービングは強制的です。もしキチンとシェービングができていないと施術を断られるか、剃り残しがある場所は避けられ照射してもらえません。
毛が長いままの状態だと、光のエネルギーが毛根に届かず 伸びた方の毛のみに集中するからです。剃り残した場所の毛に光を照射をすると、毛が焼け焦げてしまうのはそのためです。
照射時の理想の毛足は1mm〜2mm程度がもっともベストとされています。コレはシェービングしてから2〜3日後の毛足の長さ。つまり照射をするベストなタイミングは、シェービングした日よりも2〜3日経ってから ということになります。
2。3日後であれば、シェービングによる肌ダメージもある程度回復することができます。
|“毛周期” に従って処理をする.
人の体毛には「毛周期」というものがあり、それに従って毛が生え変わっています。
毛周期は、成長期・退行期・休止期という 3つの段階に分かれています。
脱毛器のフラッシュやレーザーは、メラニン色素に反応する性質を持っていますので、当然 “成長期の(メラニン色素を多く含んだ)” 毛にしか作用しません。そして、毛根に作用するのもこの時期の毛だけ。退行期にある毛は、メラニン色素は持っているため 光は反応するんですが、この時期の毛は 毛根からすでに離れているため、根本的な部分の 毛根までには作用しません。
なので 実質、今生えていない毛(休止期に入っている毛)と、生えているけど 毛根と接触していない毛 については、一旦抜け落ちて、また生えてくるまで待たないといけないわけです。
この毛周期のサイクルは、部位によって もしくは 人によって多少違ってきますが・・ だいたい2ヶ月〜3ヶ月位と言われています。
脱毛サロンや医療クリニックの施述の間隔が、数ヶ月間隔 というのはこのためです。
|脱毛処理をするスケジュールを作成する.
前項の ”毛周期に沿った処理” をできるだけ忠実に守るためにも、脱毛スケジュールを作成して処理をおこなうことが非常に重要です。
毛周期を狙ってピンポイントで照射して成長期にある毛を一網打尽にするというのが理想の光脱毛方法。
ですが、レーザー脱毛のように出力の強い光を使って照射をするのであれば ”一網打尽” も可能ですが、光フラッシュ脱毛の場合はいかんせん出力が弱いことが弱点。毛周期通りに照射をして「一網打尽!」にしたくても、成長期の毛 全てに反応できない場合があるのです。
脱毛サロンよりもさらに出力を抑えて設定されている家庭用脱毛器の場合、その光に反応する毛はなおさら少なくなります。フラッシュ脱毛でレーザー脱毛並みの脱毛効果を実現するためには、もう照射回数で勝負するしかないわけです。
家庭用脱毛器での照射回数が「2週間おき」と短いのはそのため。だからと言って「毎日照射すればさらに効果が!」ということではありません。短期間に何回照射してもその時の成長期の毛は決まっていますので、ランプが消耗するだけ。
スケジュールをキチンとたてて、さらに毛の状態をしっかりと確認しつつ処理を続けることが家庭用脱毛器でもっとも早く脱毛効果を実感できるカギとなります!
家庭用脱毛器で処理を行う目安の周期としては、最初に2ヶ月間は2週間に1回程度。3ヶ月目以降は1ヶ月〜2ヶ月間隔というのがイチバン効率が良いとされる理想の周期です。
【脱毛豆知識】“性毛” と “無性毛” の違い.
今、身体中に生えている体毛というのは、すべて子供の頃から生えていましたか?
子供の頃から生えている毛(髪の毛など)が “無性毛”。
成長して大人になる段階の、第二次性徴期という、性的に成熟していく過程で生えてくる毛(脇毛やvioの毛)を “性毛” と言います。
この2つの毛は、毛周期がそれぞれ違います。
“無性毛” は、前述した通り2ヶ月〜3ヶ月周期なのですが、”性毛” の周期は、なんと1年〜2年!というから驚きです。
多少の個人差があるにせよ、長すぎではないか・・ という感は否めませんが、そういう性質なので仕方がありません。
そういった事情を踏まえると、家庭用脱毛器でする処理の仕方も多少見えてくるのではないでしょうか。ちなみにケノンの場合、取説には脱毛処理の間隔を2,3週間としています。ですが、その間隔で実際に処理をし続けた場合、ショット数を無駄に消費していることにはならないでしょうか。
無性毛にはその間隔でも効果があったとしても、性毛には・・ 「ようやく全身の脱毛が終わったー」と安心した頃には、ワキやvioからは 次に生えてくる休止期から目覚めた毛がニョキニョキ生えてくるわけですから。
なるほど「脱毛器が効果がない!」と言われる理由がわかるというものです。
以上の点を考慮した上で、脱毛処理を工夫すると 徐々に脱毛効果もUPしてくるのではないでしょうか。